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2025/8/22

今回は産後の骨盤についてお話します!
●妊娠と出産で変わる「骨盤」
妊娠・出産は、女性の心と体にとって大きな変化のとき。中でも「骨盤」は、妊娠中から出産、そして産後にかけて、大きな役割を果たしています。
出産後、「なんとなく腰がグラグラする」「体型が戻らない」「肩や腰が痛い」などと感じる方も少なくありません。
●妊娠中、骨盤はどう変わる?
妊娠すると、赤ちゃんが大きくなるにつれて骨盤周囲の靭帯や関節が少しずつゆるんでいきます。これは「リラキシン」というホルモンの働きによるもので、赤ちゃんが産道を通りやすくするための、自然な準備です。
靭帯がゆるむことで、次のような変化が起こることがあります:
- 腰やお尻の痛み(妊娠中の腰痛)
- 恥骨の違和感や痛み
- 歩き方が変わる、転びやすい
この時期は、無理に動かず、姿勢や体の使い方に気をつけることがとても大切です。
●出産後、骨盤はどうなる?
出産を終えると、「オキシトシン」というホルモンの作用によって元に戻ろうとします。
しかし…
- 育児中の抱っこや授乳で無理な姿勢が続く
- 体をうまく使えず、筋力がうまく働かない
- 睡眠不足や疲労で回復が遅れる
といったことが重なると、元に戻るのが遅れ、身体の不調へと繋がってしまうことがあります。
その結果、次のような不調につながることも。
▼腰痛・肩こり・股関節の痛み
▼恥骨や尾骨の違和感
▼尿もれ
▼ポッコリお腹や体型のくずれ
▼疲れがとれにくい、眠りが浅い
●産後のケアで体を整える
出産後の骨盤は、実は「整えやすいゴールデンタイム」でもあります。産後1か月ほどはまずしっかり休むことを優先し、その後、体調が整ってきたら、少しずつケアを始めましょう。
👇産後ケアのポイント
- 骨盤まわりの筋肉(特に骨盤底筋)をやさしく鍛える
- ストレッチや軽い体操で筋肉のバランスを整える
- 正しい姿勢や座り方、抱っこの仕方を意識する
- 必要に応じて、骨盤ベルトなどを使ってサポート
無理に戻そうとせず、「整える」→「支える」→「育てる」の順番で、体にやさしいケアをしていくことが大切です。
●ママの体は、赤ちゃんの居場所でもある
「赤ちゃんのことばかりで、自分の体のことは後回しに…」そんなママも多いかもしれません。
でも、ママの体が元気でいられることは、赤ちゃんにとってもとても大切なこと。
1日数分でも、自分の体に目を向ける時間を持ってみてくださいね✨
ぜひお気軽にご相談ください。